08月17日【日本動画協会のニュース】
本事業は、以下①から③の人材育成事業を実施するとともに、
その効果について調査及び検証を行います。
① 作品制作を通じた技術継承プログラム ※本年度の作品制作は約7~10分の映像制作となります。
② 就業者を対象とした技術向上教育プログラム
③ アニメーション業界志願者を対象とした基礎教育プログラム
本日、 ①作品制作を通じた技術継承プログラムにおける、受託制作団体及び、各スタジオで制作される
4つのアニメーション作品が下記の通りに決定しました。各スタジオの人材育成内容、制作作品は、
来年3月に開催予定の本事業内シンポジウムにてその効果を発表する予定です。
育成プロジェクト事務局
■概要
名称: 文化庁委託事業 令和2年度 アニメーション人材育成調査研究事業
主催: 文化庁
事業受託: 一般社団法人日本動画協会
■受託制作団体
制作団体: 株式会社IMAGICA Lab.
作品: こちら西東京市デリバー警察/ Deliver・Police(仮)
監督: 佐野隆史
プロデューサー:原田健一/岩澤朋也/神田毅
育成対象: 原画/動画
育成プラン:
・コンテの意図を正確に把握し、自分なりに演技や表現を足せるようになる
・自分以外の作業工程の観点を持つ
・演出指示、作画監督修正指示等の意味を理解しながら作業をする
・デジタル動画との連携を通じて、デジタルの知識を習得する
制作団体: ウサギ王 株式会社
作品: ハチミツスーサイドマシーン(仮)
監督: うもとゆーじ
プロデューサー:須田沙織
育成対象: アニメーター
育成プラン:
70s80sに活躍し3Dやデジタルも理解した指導監督を基礎とし、日本でも
トップランクの3DCGディレクターを迎え、フリーツールのBlenderを
メインにこれからのアニメ制作に挑戦していきます。
制作団体: 有限会社オレンジ
作品: Want To Go Home! せめて地球の重力下で(仮)
監督: 織笠晃彦
プロデューサー:和氣澄賢
育成対象: 監督/脚本/美術監督/CGアニメーター/モデラー ほか
育成プラン:
CGアニメーションに見識のあるスタッフで構成し、各ポジションの連携を見直し、
作品への向き合い方の再認識、企画構成力の強化、モデリングやアニメーションへの
知識と技術の継承等を目的として指導を行います。
制作団体: 株式会社つむぎ秋田アニメLab
作品: 龍撃の狂骨(仮)
監督: 櫻井司
プロデューサー:櫻井司/ 桑原智也(アシスタントプロデューサー)
育成対象: 作画監督/原画/動仕(動画+仕上げ)/動画検査/色指定検査
育成プラン:
育成指導側の主要スタッフと指導を受けるスタッフは全て自社の正社員・契約社員とする。
デジタル作画工程に関しては、映像コンテンツを納品するビジネス上で有意義な
技術の継承については育成対象として考えこれを継承する。
※制作団体名五十音順、敬称略 ※全作品仮題により、題名変更になる場合有り
■選定委員会 委員
奥田誠治 松竹株式会社 映像本部 映像企画部 エグゼクティブプロデューサー
数土直志 アニメーションジャーナリスト
本多史典 株式会社プロダクション・プラスエイチ 代表取締役社長
三本隆二 元 株式会社プロダクション・アイジー アドバイザー
ヤマトナオミチ アニメーション監督・演出
※氏名五十音順、敬称略
以上