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日本動画協会は、我が国が誇るアニメーション文化を守り、育てるとともに、産業として世界に道を拓くために、2002年5月に設立されました。アニメーション制作会社を中心にアニメ産業に関わる各社が協力し、アニメ界を牽引する立場にある業界団体として、他の業界団体や国、地方自治体等と緊密に連携しながら、アニメーション文化・産業の発展のために様々な活動を行っています。
平成から令和の時代を迎え、通信技術における５Ｇの本格化により、コンテンツとメディアの関係には、さらに急速な進化がもたらされることと思われます。テレビや映画はもとより、配信を含めたマルチウインドウ化によって、ＩＰ（知的財産）がこれまでのメディアや枠組みを超えて、多様化とグローバル化を加速し、アニメーションを取り巻くビジネス環境は大きく変化してまいります。
いっぽう、日本のアニメ業界には様々な課題がございます。次代を担う人材の育成、著作権保護の視点による海賊版対策、作品の保存・アーカイブ、また、デジタル化に対応する制作体制の更新や、働き方改革は喫緊の課題となっています。
私は、アニメこそ、次代に、そして世界に、希望のメッセージをお届けし続けられるものと信じています。日本動画協会におきましては、理事会をはじめ、多様な委員会を設けて、時代の要請や課題と向き合い、なお一層の努力を傾注したいと存じます。
引き続き皆様のご支援を賜りたく、宜しくお願い申し上げます。
一般社団法人日本動画協会 理事長 石川和子
