03月30日【日本動画協会のニュース】
20011年3月4日に東京大学弥生講堂一条ホールにて、第2回アニメ人材育成シンポジウム
「科学が拓くアニメの未来」を開催いたしました。
今回のシンポジウムは、1月26日の第1回シンポジウムで発表されたアニメ制作工程における科学的調査の結果報告と、S3D(立体視)映像技術の最前線に立つクリエイターのトークセッションにより、未来のアニメ産業を展望する場として設けています。
東京大学人工物工学研究センター長の影山和郎氏と、経済産業省大臣官房審議官の渡辺信一氏による主催者挨拶、そして会場に訪れた多くの来場者からの大きな拍手により、シンポジウムは開幕しました。
続いて、日本動画協会理事長の布川郁司による講演を実施。日本におけるアニメ業界の過去と現状、そして未来に向けての展望や問題点が語られ、来場者の関心を集めます。
そして、早稲田大学高等研究所の七丈直弘准教授より、アニメ制作工程分析の調査報告が。東京大学人工物研究センター、サービス工学研究部門の太田順教授より、作画工程分析の調査報告が発表されました。
スケジュール管理や作業負担、情報共有といった、調査で明らかになった課題とその改善策を、具体的な数字を交えて提示。続く総合質疑に登壇したアニメーターの井上俊之氏と、プロダクションI.G.の企画プロデューサー、平澤直氏は、業界内で漠然と感じていたことが数字となって示されたことに意味があると口を揃えました。
最後に、デジタルハリウッド大学大学院特任教授、羽倉弘之氏の司会による、S3D技術に関するトークセッションが始まりました。近年活況を迎えているS3D映像制作分野から招聘されたクリエイターは、株式会社オー・エル・エム・デジタルのプロデュサー、小林雅士氏と、ツークン研究所のデジタルディレクター、小林真吾氏。
撮影にあたっての苦労話はもちろん、表現手法の解説や子供の目に対する安全性の配慮について熱く語られました。実際にアニメや実写のS3D映画を手掛けた経験に裏付けられた内容に、来場者は感嘆。万雷の拍手をもって、シンポジウムは幕を閉じました。
来場者数 111人(内関係者 5人)
03月23日【日本動画協会のニュース】
平成17年に発行が始まった「アニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ」の第15集「ワンピース」が、3月23日より全国の郵便局等で発売が開始されました。
発売場所などの詳細につきましては、日本郵便のホームページをご覧ください。
03月07日【株式会社キュー・テック】
2011年3月より、下記のとおり異動となりました。
代表取締役社長 梶尾 徹